新感覚 AR翻訳「AR Translator」
こんにちは!G2 Studios、xRディビジョンの戸田です。
今回はxRディビジョンで研究開発を行っている「AR Translator」についてご紹介します。
最初に結論をお伝えします。「AR Translator」では以下のようなことが実現できます。
サービス利用例
● 多言語での会議やコミュニケーションの場に
● 同一言語の設定で聴覚・言語などの障害がある方との視覚的コミュニケーションに
● 外国語教育などの教材ツールとして
それでは、サービスについてご説明します。
「AR Translator」とは
「AR Translator」は、ARを用いたリアルタイム多言語翻訳アプリケーションです。
本アプリケーションはxRディビジョンの研究開発テーマであるShared ARと、ビジネスシーンを想定したつくりで、複数人、かつ多言語でのコミュニケーションが可能です。
研究ポイントは以下です。
● Shared AR
● 複数人、多言語対応のリアルタイム翻訳
Shared AR
先日、ご紹介した「ARフェス!」のように、本アプリケーションもShared ARを採用しております。
Shared ARは複数人のユーザー・端末に、座標・状態が共有されるARのことです。
ARについて、スマートフォン向けアプリなどで一度は聞いたり体験したことがある方も多いかと思います。それらは個人の端末でオブジェクト(CGデジタルコンテンツ)等を表示して、楽しむことが主流です。
しかし、Shared ARでは複数人の方に同じARコンテンツを同時に体験・共有して頂くことができ、今回の「AR Translator」は複数人、多言語対応のリアルタイム翻訳ができます。
我々は多くのお客様にARを通じてより良好なコミュニケーションを築いていただきたいと考えており、「AR Translator」においても、ソロプレイアプリケーションではなく、Shared ARとして制作をいたしました。
同時多言語翻訳
本アプリケーションでは複数人・複数言語での対話をリアルタイムに翻訳することができ、例えば多国籍な方が集う会議などの場でも、どなた様もご自分の一番得意な言語で相手の話を聞き、また話しかけることが可能です。
相手の話した内容が話者の顔近くにテキストや音声で案内されるため、字幕を探して視線が泳いだり、翻訳を待って不自然な間が挟まることもありません。よりスムーズで会話の内容に集中できる時間をお届けいたします。
また、対応言語も幅広く英語をはじめ、100以上の言語間での翻訳に対応しています。外国語教育の場や、聴覚・視覚などに障害がある方との視覚的コミュニケーションツールとしても活用できます。
まとめ
初回は、「AR Translator」のサービスについてご紹介させていただきました。
次回は開発やサービスの拡張性について、より深くお話させていただきます。
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