G2 Studiosでは新卒社員の入社後、現場配属前に新人研修を行います。研修内容は、入社した新入社員の属性や適性に合わせつつ、前年の反省を活かしながら毎年ブラッシュアップしてきました。ここ数年は、約6か月間じっくり研修期間をとり、ゲーム開発の基本とビジネス基礎を学べるようにしています。

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2023年度は新しい試みとして、作りたいゲームについてとことん考える「企画合宿」を行いましたので、ご紹介します！

■なぜ「合宿」としたか？

企画合宿は、熱海の宿泊施設にて7月に2泊3日で実施しました。
通常の企画研修ではなく、宿泊を含んだ「合宿」とした目的を2つお話しします。

1つは「チームビルディング」です。勤務時間以外も一緒に過ごすことで、同期のことを深く知り、より濃密な関係構築をするためです。
新人研修の中には「長期開発研修（※）」があります。長期開発中の関わりでも、充分に切磋琢磨し合ったり悩みや喜びを共有しながら共に成長できますが、あらかじめ結束を強めてから開発に入ることでより研修の質があがるのではと考えました。

※長期開発研修・・・3か月程度を使ってゲームの企画から開発までを行う。新人研修の集大成ともいえる研修。

もう1つは「非日常での行動力を養うこと」です。日々の研修では、講師役の先輩社員がレクチャーし、わからないことがあればすぐに質問ができます。また、会社生活についても、ゲーム開発の専門知識に限らず、困りごとが起きたら周囲に頼りながらだんだんと慣れていけるようになっています。今回は、「合宿」という普段と違う環境に身をおくことで、新しいことや不確定なことに対してさまざまな判断・対応を自分たちで行うことになります。行動力や臨機応変な対応力を身につけることができると考えました。

■流れ

合宿での主な活動は長期開発のゲーム企画です。
企画段階で目指す方向性などの認識が統一できていないと、そこからのゲーム開発も迷いがちになってしまうため、全員でしっかり向き合い、とことん考え（話し合い）抜く3日間としました。

■企画合宿の様子

「企画はプランナーの仕事」という考えではなく、開発メンバー皆がそれぞれの立場から考え抜き、想いを伝え合い、尊重し合う姿勢を大切にしながら、全員で長期開発のゲーム企画に取り組みます。

意見をぶつけ合うフェーズ、サポートに入っている先輩社員にわかりやすく伝えられるよう資料作成やプレゼンを練るフェーズなど、それぞれ力が入ります。時間的な制限の中で着地点を見つけることももちろん重要なことですが、3日間たっぷり企画に集中することで、妥協なく取り組む経験ができたことは有意義だったと思います。

合宿の目的でもある「チームビルディング」「非日常での行動力を養う」という視点で見ると、食事や業務後のコミュニケーションの時間も大切です。共に生活をしながら、仲間と語り合い、お互いのことをより深く知る機会になりました。

■23新卒の感想

・同期と同じ空間で過ごしたことで、普段見られないような一面も見ることができ、より仲間としての絆が深められたことがよかったと思います。普段とは違う場所で同じゴールのもと企画を考えることで一体感を持つことができた気がします。

・最初は（他職種の専門用語などが）理解できない部分もあり、あまり積極的には参加できませんでしたが、少しずつ積極性を持って発言できるようになっていったと思います。専門用語に疎かった部分も、わからなかったら手を挙げて聞くことができるようになりました。理解するのに精一杯だったところから、しっかり自分で考えて、いいと思うものを提案できるようになったのではないかと思います。3日目には1人1人が何をすべきかを考えて、チームのために行動できるようになり、成長を実感しました。

・今までシナリオゲームばかりやってきていたため、それ以外のゲームジャンルの想像がしづらく、なかなかいい案が浮かびませんでした。数値の話やスキル、属性の話をされると理解するのに時間がかかってしまい、悔しい思いをしました。仲間の話をじっくり聞くことで自身の課題が見つかったことをプラスと捉え、今後はもっといろんなゲームをプレイし、視野を広げていきたいと思います。

・1人1人それぞれの意見をじっくり聞けたことが良かったです。特に、他職種から何ができて何ができないのか聞けたことで、他職種への理解が深まったのは有意義だと感じました。また、いつもと違う環境で、良い意味で緊張感が増し気が引き締まったことにより、企画にも集中できました。

23新卒の皆さん、企画合宿お疲れ様でした！

現在彼らは合宿で練った企画をもとに長期開発に取り組んでいます。長期開発の様子も後日お伝えしますので、お楽しみに。

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