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広島市立沼田高等学校と東京都立多摩科学技術高等学校の皆さんが、企業訪問をしてくださいました!【高校生企業訪問レポート】
G2 Studiosでは、将来のゲーム業界を支える人材の育成に貢献したいという想いから、ゲーム業界を志す大学生・専門学校生のインターンシップの受け入れ、中高生の企業訪問の対応など、キャリアの選択肢を増やす取り組みを進めてきました。
今回その一環として、広島市立沼田高等学校と、東京都立多摩科学技術高等学校の皆さんの企業訪問を受け入れました。
その様子をレポートします!
<ゲーム業界やゲーム開発の流れについて>
当日は採用担当が、G2 Studiosとゲーム業界について、また、パブリッシャーとデベロッパーの違いや、ゲーム開発の流れ、それぞれの職種ごとの業務内容などをご紹介しました。
こちらの内容については、以前の高校生企業訪問レポートでご紹介しております。
その他の学生企業訪問レポートとあわせて、ご覧ください!
▼以前の高校生企業訪問レポートはこちら
▼その他の学生企業訪問レポートはこちら
今回も、生徒の皆さんからいただいた質問に回答する形で質疑応答を行いました。
<広島市立沼田高等学校/質疑応答>
2024年10月9日(水)に、広島市立沼田高等学校から7名の生徒の皆さんと、引率の先生1名が訪問してくださいました。
この日は修学旅行2日目で、前日には東京観光、G2 Studios訪問前には上野動物園を楽しまれたそうです。
モノづくりやゲーム制作に興味があり、普段からゲームを楽しんでいる生徒の皆さんが参加してくださいました。
ここでは広島市立沼田高等学校の皆さんからいただいた質問と、その回答の一部をご紹介します。
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Q:世界中のユーザーに楽しんでいただくために、どんなことに気を付けてゲームづくりをしていますか?
その国の言語や文化、習慣などを考慮しながら適切な翻訳にしたり、状況に応じて画像を差し替えたりしています。
特にそれぞれの国の文化や価値観によって規制の対象となってしまうものに対し、調整が必要になります。例えば、アルコールが禁止されている宗教を信仰している国にゲームを配信したい場合には、ゲーム内での飲酒の表現を変更したりします。その国で起こっている出来事や歴史的背景によって、テーマや表現が不快に感じるものになってしまうこともあるので、きめ細かな配慮をするように心がけています。
Q:社員の働きやすさの向上のために、どのようなことを行っていますか?
G2 Studiosでは、働く時間をある程度自分で決められる「フレックス制度」や、リモートワークと出社の頻度を自分で決められる「働き方を選べる制度」を導入していて、このような制度をうまく活用していただくことで、社員が働きやすい職場作りを行っています
Q:一番やりがいを感じる瞬間を教えてください!
社員からよく聞くのは、ユーザーの皆さんに喜んでいただけた時です。頑張った甲斐があったと思うと同時に、ゲームを長く楽しんでいただくために次も頑張ろう!と感じます。
例えば、プロジェクトの責任を持つディレクターであれば目標の売上を達成できた時、エンジニアであれば柔軟に対応できるシステムが作れた時、デザイナーであればデザインを作成してお客様から好評だった時など、職種や立場によってやりがいを感じる点が人それぞれ異なってくるかと思います。
Q:ゲーム制作時には、どのくらいの費用や時間がかかりますか?
スマートフォン向けゲームの開発費用は、そのゲームの規模によって異なります。よく3億円以上と言われていますが、プロモーションなども含めたら10億円以上かかることもよくあるそうです。
開発期間は2~3年のものが多いですが、こちらも規模によってはもっと短い期間で制作したりもします。
費用や期間をたくさんかければ良いという訳ではなく、そのゲームをリリースした後の売上が、かかった費用をきちんと回収して利益にできているかどうかが大切です。
Q:海外版を作る時には、社内に翻訳を担当する社員がいるのですか?
翻訳自体は、翻訳のプロの会社に依頼していることが多いです。
ただ、どこを翻訳してほしいかなどの要望は、プランナーがまとめていることが多いと思います。
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<東京都立多摩科学技術高等学校/質疑応答>
2024年12月20日(金)には、東京都立多摩科学技術高等学校から1年生2名、2年生2名の合計4名の生徒の皆さんが訪問してくださいました。
訪問してくださった生徒さんの中にはパソコン部の方もいらっしゃって、ゲーム制作を行っているというお話も伺うことができました!
G2 Studiosでも使用しているUnityのことも知っていて、ゲーム業界に対して深い興味と関心をもってくださっていました。
ここでは東京都立多摩科学技術高等学校の皆さんからいただいた質問と、その回答の一部をご紹介します。
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Q:G2 StudiosではUnityを使用していると思いますが、他の言語でも通用しますか?
他の言語の基礎を学んだ経験は、もちろん入社後にも活きると思います。ただ、まだ皆さんは高校生で入社するまでに時間があるので、是非Unityにも触ってみてほしいです。実際に現場がどのようなツールを使っているのかを知っておくことはプラスになると思います。
Q:入社するのに資格は必要ですか?
その企業によって異なるかと思いますが、G2 Studiosでは不要です。確かに資格があれば「勉強したんだな!」「知識があるんだな!」と伝わるとは思いますが、資格が無いと選考が受けられないということはありません。
Q:仕事を行う上で必要なことを教えてください。
これは、あくまで採用担当の意見としてお話させていただきますが…
一つ目は「ゲームの知識」です。流行っているゲームや、売れているゲームをプレイしたことがない人が面白いゲームを開発することは難しいと思います。まずは、色々なジャンルのゲームをプレイしてみてください。必ずしも、自分が得意なジャンルを開発することになるとは限らないので、勉強として様々なジャンルに触れておくことが大切です。また、ゲームを分析して、「何が面白いのか」「どういう体験がユーザーに刺さっているのか」を知ることが大事になってきます。
二つ目は「コミュニケーション能力」です。これはゲーム業界に限らず、仕事をする上でとても必要な能力です。コミュニケーション能力とは、「おしゃべりをする能力」ではなく「相手の意図を理解する力」と「自分の意見を正しく相手に伝える力」です。これは仕事するうえで必ず役立つスキルになります。
三つ目は「職種に関する知識」です。もしゲーム業界に進もうと決めているのであれば、それぞれの職種がどんな仕事をしているのか、知識を得ておくことが必要です。こちらはできるだけ早くから調べておいた方が良いと思います。
Q:学生時代に経験しておいた方が良いことを教えてください。
こちらも、あくまで採用担当としての意見をお話させていただきますが…
一つ目は「チームで何かを試行錯誤してやり遂げる経験」をしてください。試行錯誤することが大切です。簡単にクリアできないことを、どうクリアするか道筋を立てて実行すること。その試行錯誤が将来に活きてくるので、ぜひ大変だと思っても挑戦してみてください。
二つ目は「やったことがないことをやってみる経験」をしてみてください。自分の経験を増やすことで、社会人になった時の応用力の幅が広がります。
三つ目は「大人と話す経験」をしておいてください。同世代とだけ過ごしていると、その価値観が当たり前になってしまいますが、入社した後に皆さんを評価するのは上の世代の人たちです。世代が違えば考え方も違うので、どういう考え方なのかを知るためにも、アルバイト先などで積極的に大人とコミュニケーションをとりましょう。
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広島市立沼田高等学校と、東京都立多摩科学技術高等学校の皆さん、ありがとうございました!
ご訪問いただいたことで、生徒の皆さんのキャリア選択の一つになれば嬉しいです。
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