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【ゲームエンジニア希望学生向け】提出作品でお悩みの方へ送るアドバイス!

こんにちは!G2 Studios 内定者(エンジニア)のM.Oです。

私が就活をした際、特に大変だったのが、企業に提出する作品作りでした。かなり悩んだり考えたりして、多くの時間を費やして作成したのですが、振り返ってみると様々な反省点や良かった点がありました。

そこで今回は、私自身の体験やいただいたアドバイスを元に、就活で企業に提出する作品を作る上で大事な点やコツをまとめてみました!ゲームエンジニアを希望する学生のみなさんの参考になれば嬉しいです。


1、作り始める前に

まずはじめに、「さあ、作品をつくるぞ!」と意気込んでも、いきなりコードを書くのはお勧めしません。なぜならその状態で作品をつくっても、その作品に実装するべき機能が分からないからです。限られた時間の中で作るためには「重要な物」と「そうではない物」の取捨選択が大切になってきます。

それを考えるために、作り始める前に決めておくべきことが2つあります。

ー作品の核を決める

ゲームを作る上で、ユーザーに「そのゲームで何をしてもらいたい・させたい」を決めましょう。これが決められていないと、チグハグな物になってしまいます。

例えば、私は「3Dで派手に動きまわってもらいたい」という核を決め、それに合わせてどんな仕様が必要かを考え、それを実現するのに必要な技術は・・・といった感じで計画を立てました。

つまり、核を決めることで、その後の計画が立てやすくなります!

▼実際のゲームプレイ画面

ー制作期間

最高のゲームアイディアや技術を持っていたとしても、提出に間に合わず未完成では評価が下がってしまいます。それを防ぐためにも「いつまでに完成させるか」を決めることが大切です。

私の場合は1週間で核を考え、ゲームとして遊べるまで約1ヶ月間をかけました。そこからは面接を受けつつ、機能改善などを行って、ブラッシュアップしていきました。

2、ブラッシュアップ方法

さて、ここからは作品をより良くするためのコツを紹介します!

ータイトル、リザルトを作る

タイトルやリザルト(結果)があることで、ゲームとして一連の流れを体験できます。例えば、もう一回プレーするために立ち上げ直さなければいけなかったり、結果がわからなかったりしたら、もやっとしますよね。また、遷移する時も、フェードインなどの演出を入れるとクオリティが高く見えます!

▼最低限のタイトル

ーチュートリアル・操作説明

初めてそのゲームをプレイする人は、何も知りません。そのため、目的や操作方法がゲーム内で分かるようにしましょう!

特に別途資料を添付するのではなく、ゲーム開始時にチュートリアルステージを追加したり、操作一覧をいつでも表示できる状態にするなどして、ゲームの中で伝わるようにすると素晴らしいと思います。

ープレイ動画の撮影

作品を見てもらう相手の環境によっては実行できない場合があるため、プレイ動画を撮影しておくことをお勧めします。

特に採用担当の方は多くの応募者の作品を見ることになるため、動画で撮影しておけば簡単に確認してもらいやすく、自分が推したいところもより伝わり、印象も良くなると思います。

ー誰かに遊んでもらう

自分の作品を自分で評価するのは、非常に難しいと思います。そこで、他の誰かにプレイしてもらい評価を受けましょう。自分では気づかなかった問題点などを指摘してもらえて、修正することができます。

3、実際に面接で質問されたこと

それでは実際に面接ではどのようなことを聞かれるのでしょうか。

ー「自分が実装した物をどれくらい理解しているか」

これが最も多いと思います。

なぜなら、質問範囲は基本的に自分が書いたコードの話題が中心となるからです(たまに例外があったりもしますが・・・)

例えば、私の作品のアピールポイントは、「3Dで派手に動きまわってもらいたい」を実現するためにクォータニオンを利用した回転を取り入れたことでした。その時に、「元々の方法より回転が扱いやすい」というメリットだけではなく、「見た目で処理の内容が分かりにくくなる」などのデメリットも含めて話すことで、自分がどれくらいその技術について理解して使っているかをアピールすることができました。

▼クォータニオン部分のプログラム

ー「ブラッシュアップするなら?」

これもよく質問されると思います。

私の場合は、「3D空間で大きくジャンプした場合、自分の場所が分かりにくい」という問題点を解決するため、「シェーダーを導入することで影を実装する」と話していました。

このように、理由も含めて話せるといいと思います。

▼修正案(ポートフォリオにまとめて記載していました。)

4、終わりに

さて、ここまで色々と書いてきましたが、

・作品の核を決める
・自分が実装した物をきちんと理解する

この2点がしっかりできていれば素晴らしい作品になると思います!

就活は大変だとは思いますが、自分の実力を試す作品を作るいい機会でもあると思うので、ぜひ頑張ってみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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