【2023年度新人賞受賞者インタビュー】周りに支えられながら、経験を積み重ねた1年間
G2 Studiosでは毎春、新卒入社1年目の社員の中から最も活躍したメンバー1名に新人賞が贈られます。今回は2023年度新人賞受賞者S.Mに、G2 Studiosに入社してからの1年を振り返ってもらいました。
作業に慣れていないからこそ、報連相を頻繁におこなうことを徹底
入社後半年間の研修が終わり、配属された直後はとにかく張り切っていました。
どの仕事も早く仕上げたい!クオリティが高いものを出したい!と意気込んでいましたが、実際は自分の思い通りに進めることは難しく、何度もスケジュール調整をしていただかなければならなくなることがありました。
先輩方にアドバイスをいただきながら今も日々学ばせていただいていますが、入社直後から常に心がけていることは、報連相です。特にハードルを低く、頻繁かつ丁寧におこなうことを意識しています。
「周りに自分の状況を伝える」「迷った時にはすぐに相談する」「報連相が多くて困ることはない」と研修で学んだので、それを心に留めて実践しています。
まだ作業に慣れていなかった時期も、それだけは徹底するようにしていました。
わたしは主に、ゲームで使用する3Dキャラモデルの作成を担当しています。
また、背景や小物、乗り物などのモデルを作成することもあります。
キャラクターごとに特徴があるので、毎回同じように作っていれば問題ないというわけではありません。
そのキャラクターの特徴をしっかり捉えて作り方を変えたり、キャラクターの良さを引き出すためにどう表現したら良いかを考えたりする過程は、とても難しく悩むところではありますが、上手くいくとこの上ない達成感ややりがいを感じます。
最終的に自分が担当したキャラモデルが動いてエフェクトがついた完成品を見ると、とてもワクワクします。
それを見て、次はもっとこうしたい!と考えたり、それを実践してみたりすることで、自分の経験値が少しずつ積み上がっているのを感じています。
先輩からのアドバイスで、一人で抱え込まないことの大切さを知った
まだまだわからないことも多いですし、仕事でゲーム用のモデルを作ることにまだ不慣れなので、作業が思うように進まないことも多々あります。
今でもそうですが、特に配属されて間もない頃は、スケジュールを意識できておらず、制作物のゴールが見えていなかったように思います。
先のことがイメージできず、真っ暗の中で作業を進めているような感覚に陥ることもありました。
その結果、スケジュールに遅れが出て、何度も調整をしていただく必要が出てしまいました。
遅れが出ると、更に「どうしよう…」と焦る気持ちが出てきてしまい、今思えば負のループに陥っていたと思います。
その時の私は1人で抱え込みすぎていたので、まず近くの先輩に頼ることにしました。
自分が今どういう状況で、何を悩んでいるのか、また焦ってしまっている気持ちを先輩に伝えた時、先輩から「制作物をひとりで抱え込みすぎないで」とアドバイスをいただいたことがとても印象に残っています。
この経験を通して、1人で抱え込まずにこまめに相談することができるようになりました。
また、最初から完璧を求めずに「まずは土台を作る」ことも大切だと学びました。
最初にざっくりと形を作って完成のイメージを持つことで、しっかりと道筋を立てることができるようになったかなと思っています。
また、自分用にスケジュール表を作って時間管理をするようにしたことで、その日にやるべきことが明確になり、作業がスムーズに進められるようになりました。
まだまだ勉強中の身ですし、失敗することもありますが、そういった経験があるからこそ想定外のことが起きた時や悩んだ時の対処法が、少しずつ身に付いてきたのではないかと思っています。
お祝いの言葉をいただいた時に、やっと実感が湧き、嬉しさがこみ上げた
最初に受賞の連絡をいただいた時には、とても驚きました。
受賞者が発表されて、お世話になっている皆さんから「おめでとう!」とお祝いの言葉をいただいたことで、やっと実感が湧き、嬉しさがこみ上げてきました。
ですが、自分が受賞できると全く思っていなかったのか?というと、そうでもないのが正直なところです。
入社して1年間、何度も失敗することもありましたが、周りの皆さんの力をお借りしながら自分なりに挑戦し頑張ってこられたかなと思っています。
その頑張りが評価いただけたと思うと、とても嬉しく光栄です。
周りの皆さんの支えがあったからこそ、いただけた賞だと思っています。
授賞式のスピーチでは、周りの皆さんへの感謝の気持ちをたくさん伝えたいと思い、お話しさせていただきました。
スピーチ中は我慢していましたが、話しながらこみ上げてくるものがあり、終わってから一人で少し泣いてしまいました。
目の前のことに一生懸命に、なんでも挑戦する気持ちを忘れずに
今後は、「この人がいれば安心だよね!」と思ってもらえるようなデザイナーになりたいです。
ただデザインを作るだけではなく、自分の中の引き出しからアイディアを出したり、チームメンバーのサポートに回ったりと、自分の手を動かしつつも、周囲が仕事をしやすい環境を作っていけるようなデザイナーになりたいです。
今はまだ知らないことがたくさんあるので、まずは目の前のことに一生懸命取り組みつつ、チャンスを見逃さずに、どんなことにも果敢にチャレンジしていきたいです。
経験が増えれば増えるほど、自分の中の引き出しや知識が増えたり、自分なりの仕事のやり方が見えてくると思います。
たくさんの経験と知識という土台を築いていくことで、周りに安心感を与えられるデザイナーになれると思っていますし、頼りになる周りの先輩方を見ていてもそう思います。
新卒だからまだ…、2年目だからまだ…と、自分で自分の可能性を制限することなく、今できることを色々と試していきたいです。
S.Mさん、ありがとうございました。
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