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Midjourney(ミッドジャーニー)バージョン4/AI 作画 画像生成

こんにちは!G2 Studios デザイナーのHayatoです!

Midjourney入門編はこちら▼

2022年11月5日からMidjourneyがバージョン4にアップグレードされました。Discord上の見た目は全く変わりませんが、セッティングで「MJ version 4」を選択すると生成結果が段違いに良くなっていることに気がつくはずです。

【切り替え方法】
コメント欄に「/settings」を入力し、タイムライン上に設定コマンドを呼び出します。スタンプ形式になってるので「MJ version 4」をポチっと押して切り替えます。これで準備完了です。
※12月20日よりデフォルトで設定されていますので、上記のセッティングは不要です。
※逆に過去のバージョンに切り替えたい際にこの手順が使用できます。



キャラクターの生成

早速、何か生成してみます。
個人的にアヌビス神をモチーフにしたキャラクターが好きなので、それを中心にプロンプト(呪文)を入力してみました。

やってみて驚き!
今まで以上に満足いく生成結果でした。

ちょっとしたキーワードを変更するだけで、様々なテイストに変化させることに成功。
やや異質なキャラクターは「バブルガムクライシス」のバトルスーツのようなアヌビス神と入力したやつです。
これは凄い・・・

擬人化していないものも、かなり高いクオリティです。
少し癖がありましたが、カードフレーム付きもしっかり作画されました。
年齢別もしっかり表現できているし、背面図込みの作画もできるので、ゲームの世界観構築に役立ちそうですね。

その他のテーマも生成してみました。
手の表現が甘いですが、イラストレーターさんであれば手直しはお手の物。
ここからヒントを得てキャラクターを完成まで持っていくことができるのではないでしょうか。
 


ロゴの生成

ロゴの生成は、これまでだと崩れた印象が強く、インスピレーションするにも手間がかかり、いざ清書しようとしてもAI独特の曲線でほとんど使い物になりませんでした。

しかし、バージョン4になって格段に結果が良くなっています。

生成するテーマに偏りがあったせいか、全体的に洋ゲーっぽさが否めません。
しかし、文字を置き換えれば使えそうなデザインも多く生成される事がわかりました。
ソーシャルゲーム界隈で腕を競い合っているクオリティには達していませんが、数ヶ月後にはイベントタイトル入りで生成されるようになるかもしれません。

実際にバージョン4で生成されたロゴマークから、私の所属組織「リミットブレイクLab(※)」のロゴマークを作ってみました。

※リミットブレイクLabとは
G2 Studiosの技術力向上やより良い開発環境構築を目的として、開発現場から独立して組成したチーム。最新技術の調査研究や基盤開発による開発支援、業務効率化やリスク管理など、所属する各メンバーの経験やスキルを活かしてあらゆる業務を行なっており、「開発力・運営力で選ばれる会社No.1になる」というビジョンを実現するためのスペシャリスト集団。

Illustratorでパスを起こしてみて気が付いたのですが、しっかりした線の表現になっているので、非常にスムーズに作業を進めることができました。


UIは作れるのか?!!

結論から言ってしまうと、作れません!
が、しかし、作画のレベルが上がっているので、今まで以上にインスピレーションとして使えそうです。

バージョン4で作成したのがこちら。

全体的に洋ゲーっぽさが拭えませんが、様々なテイストで生成できました。
そのまま使用するレベルまで達していませんでしたが、新奇性を求めるならアリな気がします。
他のキーワードでテイスト違いを生成してみましたが、もう一声!という感じ。

AIさん中々手強い…
どうしても洋ゲー風になってしまいます。
しかし、アイディアの創出としてはアリだと思います。
ピンタレストやグーグル検索で得た画像より新奇性があり、尚且つトレースしても実際に存在しないゲームなので著作権の心配はないところがデザイナーとしてはありがたいです。
 
ということで、せっかくなので、AIが作成したUIを元にいくつか清書してみました。

SFをテーマにしたシンプルなデザインと、ダークカラーのデザイン。
(ダークカラーのUIは好きですが、実際に採用はされないでしょうね。)

昨今のゲームUIは、画面占有面積をいかに広く見せられるかに重点を置いています。
その真逆をやってみたかった…
スマートフォンの画面はフラットなので、物理キーが配置されているイメージのゲームはほとんどありません。(絶対にボツになるアイディア…。)

AIが生成したUIを3つほど清書して気づいたのですが、将来的にUIの仕事はAIに置き換わるなと思いました。ほんの数ヶ月でここまでクオリティが上がってしまっているので、5年後はどうなっているかまだ誰にもわかりません。UIデザイナーの作業としては仕様に合わせて機能通りに正しく配置し、前後関係のチェックが中心になるのではないかと思います。
 
逆に、AIを使いこなしながらデザインをする「プロンプト デザイナー」なるものが
主流になっていくかもしれませんね。
 


ドット絵いけるんじゃない?

UIを清書している間に、ドット絵の背景も作画できるのではないかという誘惑に駆られました。

こ、これは…凄い!!!
ちょっと引きで見れば、実際のゲーム画面に見える。

室内のオブジェクトもバッチリですね。
横スクロールのゲーム画面には適していないので、書き直す必要はあるものの、ここまで下絵があれば清書のスピードも上がるのではないでしょうか?
新規のゲーム企画を考える際にも役立ちそうです。


ということはドット絵のキャラクターも・・・

さらに、ドット絵のキャラクターも作画できるのではないかという誘惑に駆られました。

割と簡単に生成される!!!! マジか…
独創的なキャラクターがホイホイ生成されるので、面白くなってきます。
よくみると女性のキャラは肌と洋服の部分がかき分けられている印象です。
これは新しい作画なんじゃないでしょうか?
ここまでクリエイティブなドット絵が作画されると、実際にゲームで動かしてみたい衝動に駆られますね。

ドット絵の生成キーワードに有名な人物の名前を入力すると、それに近い作画で生成してくれました。

さて、ここで問題です。
赤丸の人物は誰でしょうか?!!
 
正解は……



 
 
 
それではまた、Midjoureyの新しいバージョンが出た頃にレビューさせていただこうと思います。

お付き合いありがとうございました!

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