新型コロナ禍でも耐え抜く、3Dチームの制作管理とは
こんにちは。G2 Studios 3Dチームリーダーの澤井です。
普段、みなさんはどういったツールを使用してタスク管理、スケジュール管理をしているでしょうか?Redmineでしょうか?Jiraでしょうか?Backlogでしょうか?
弊社の3D制作における管理ツールはSHOTGUNを採用しています。今回はSHOTGUNをどのように使っているかという観点から、3Dチームの管理手法についてお伝えします。
■スケジュール管理
SHOTGUNでは所謂ガントと呼ばれるチャート機能がついていて、タスクの開始日、タスクの終了日を入力するだけで簡単に棒グラフが出来上がります。また、納品タイミングや期日を指定する事もでき、スケジュールが可視化されてぱっと期間と期限がわかるようになります。変更もとてもしやすく臨機応変に対応する事が可能です。
■タスク管理
G2 Studiosでは日々の3D制作のタスクもSHOTGUNで管理しています。予めユーザーをアニメーターやエフェクトアーティストなどの職種にまとめておくことで、その職種に対してタスクを割り振る事も可能です。もちろん個人に対してもタスクの割り振りは可能です。
また、マイページ機能を使って自分に対してのタスクやコメントなどの確認ができる点も優秀です。
▼スケジュールやタスクの管理画面
■クライアント様とのフィードバック対応
個人的にはこの機能がSHOTGUNの真骨頂だと思っています。
通常クライアント様とのやり取りに使用するのはFTPでアップロードをしたものを確認していただいたり、ビジネスチャットツール等でデータを添付送信して確認していただいたりしていると思います。ところがそうした場合、どのデータを確認すれば良いのかが分かりにくかったり、コメントが流れてしまったりする可能性がありますよね。FTPはファイル管理としてはいいですが、動画にコメントを記入する事はできないので別でコメントを用意する必要がありますし、明確な指示を出すことができません。
SHOTGUNの場合、上記のような心配は一切不要になります。
例えば確認動画のアップロード方法ですが、SHOTGUNに直接アップロードすることができます。また、アップロードしたタイミングでクライアント様にメールを送信されるので取りこぼしがありません。ファイルの容量制限もありませんし、気兼ねなくアップロードする事が可能です。
クライアント様がフィードバックを行いたい場合も簡単で、動画のフレーム単位で自由にペンでなぞったりコメントを書いたりすることができます。また、確認してもらったアニメーションやエフェクトなどの制作物が承認されたか承認されずコメントをもらったのかが一目瞭然でわかるところも便利です。
▼直観的にフィードバックができ、管理もしやすい
コミュニケーションにおいてもSHOTGUNは非常に有効でした。このコロナ禍で自分達もクライアント様もリモート業務がほとんどという状況になりました。リモート業務での一番の課題はコミュニケーションにあると思っています。もちろん直接会って話す事が一番望ましいですがそういうわけにはいかなくなったのです。
今後もより良い開発環境をつくるために、有効なツールや手段も積極的に活用していきたいと思っています。
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